アイデアで、楽しもう。楽しませよう。
介護付有料老人ホーム ザ・中井プライム 名渕 貴志
「死んでもお化けになって守ってやるよ」
10年以上この仕事をしていますが、ずっと「お客様」というよりも、「人生の先輩」だと思って接しています。自分よりも何十年も長く生きているお客様の話はやっぱり面白いですし、仕事をしながら人生の勉強をさせてもらっているような感覚なんですよね。
人それぞれ全く違う人生があって、それは最期までそうであってほしいと思っています。だから、その人「らしい」生活ができているかということをいつも一番に考えてきました。生活のお世話をするだけでは介護をしているとは言えません。たとえ歩けなくなってしまっても、食べることができなくなってしまっても、その人にとっての幸せは何かを考える。その人が最期までその人「らしく」生きていけるような支援をする。これは決して簡単なことではないですが、そこを考えられるようになると、本当の自立支援介護ができるようになるんです。「お前のことは、死んでもお化けになって守ってやるよ」そんな風にお客様に言っていただいたことがありました。そこまで感謝してもらえたのは、そんな風に支援をしてきたからだと思っています。
介護の仕事って、すごくクリエイティブだ。
一燈会って、すごくクリエイティブな会社だと思うんですよね。お客様とそのご家族が喜ぶことであれば、基本的には何をしてもOKなんです。だから、今まで本当にいろんなことをたくさんやってきました。たとえば、手が麻痺して、大好きだったパチンコに行けなくなってしまったお客様を、車椅子でパチンコ屋に連れて行って、一緒に手を握ってパチンコを打ったり。女性のお客様と男性スタッフの距離を縮めるために、ホストクラブのような指名制をやってみたり。一見、え!?そんなことを介護施設でやってもいいの?と思われてしまうこともあるかもしれませんが、本当にお客様のことを考えてやっていると、心から喜んでくれるんです。そして、自分も楽しいんですよね。やりたくないことを無理やりやらせるのではなく、やりたいことを可能な限りできるようにする。介護って、実はとってもクリエイティブな仕事なんです。